私は、とてもネガティブです。
今日は、自分のネガティブ思考とその改善のために読んだ本について書いていこうと思います。
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ネガティブ思考の根源
私のネガティブ思考の根源はどこにあるのか?
小学生・中学生・高校生の頃は、自分はネガティブではない!と否定していました。
大学以降は、やはり自分はネガティブだと思ったり、生まれつき持っていた性質だと考えたり、自分が弱いせいだと考えたり、自分のせいにしていました。
ですけれども、最近は、自分が育ってきた環境のせいだ!と人のせいにしています(笑)
というのは、自分の考え方というのは、幼い頃に自分の周りの人(特に、一緒にいる時間が長かった親など)の考え方を自然とまねして、獲得したものだと思うのです。
このことは、結婚してから気づきました。
「なんで、夫と考え方がこんなに違うんだろう?!」
話が通じない、理解してもらえないなどと、夫とケンカもしながら討論して分かったのが、そもそもの考え方が違うことでした。
そして、やっと自分がいた環境(実家や家族)の考え方と離れて、ようやく自分を少し客観的に捉えられるようになりました。
そこで、ネガティブ思考は、家族の考え方のまねだ!クセになっているんだ!と思うようになったのです。
私の場合、似ている気はなかったのですが、ホント母親と考え方がそっくり‥orz
「人の振り見て我が振り直せ」ということだなぁと思います。
人の振り見て我が振り直せ
他人のやっている動作や態度で好ましくないと感じたら、その相手をとがめる前に、自分は他人に対して同じようなことをしていないか、他人の行動を自分のこととして省みなければならない。
故事百選より引用
ネガティブ思考は変えられる?
ネガティブ思考をポジティブ思考に変えたい!と思うようになりました。
これまでに、何度もネガティブで時間を無駄にしてきたか‥_| ̄|○ il||li
ですが「自己啓発」という単語に拒否感があった私。
自己啓発ちっくなイメージだからという理由で、ネガティブ思考やポジティブ思考に関する本さえ読んだことがありませんでした。
でも、ミーハーなきっかけで、自己啓発も悪くないと思うようになりました。
それは、セレブファッション雑誌の「ゴシップス」で、ミランダ・カーや世界のトップモデル達も、ポジティブシンキング positive thinking ポジティブマインド を心がけて、自己啓発しているから!
GOSSIPS(ゴシップス) 2017年 04 月号 [雑誌]
トップモデルさん達は、食事、ワークアウト、ファッションだけでなく、考え方までポジティブでいられるようなトレーニングをしているのは、単純に「すごいな~」と思います。
ポジティブになれるトレーニングの最初のものとして、とっつきやすそうに感じた本を購入してみました。
名取芳彦「気にしない練習」
本の背表紙にある説明を紹介します。
人生には、気にしないほうがいいことが、たくさんあります。
でも、「気にしない人」になるには、ちょっと練習が必要。
本書では、うつうつ、イライラ、クヨクヨ……から抜け出し、晴れ晴れとした毎日を作るための心のトレーニング法を仏教的な視点から紹介します。
名取芳彦「気にしない練習」を読んでみた感想
作者の名取芳彦さんは、東京のお坊さん(元結不動 密蔵院住職)だそうです。
お坊さんによる「仏教的な視点」で書かれた本ですが、それほど身構えずに読めます。
宗教のお話ではなく、人生のお話という感じで、日本人が受け入れやすい考え方なので、とても読みやすいです。
見開きページごとに内容が完結しているので、本の途中からでも読むことが出来ますよ。
例えば、ページをめくると、右ページの端に
◎ネガティブな感情は「浮かぶに任せ、消えるに任せる」(実際のテーマの1つです。)
とその見開きページのテーマが一言で書かれており、その次の行から、なぜそう言えるのかが書かれている、という具合です。
ポジティブ思考のために、最初から「座禅」とか「瞑想」、「祈り」をしましょう!となると、かなりハードルが上がるかもしれません‥。
しかし、こちらの本は、ちょっと心を軽くしようよ!、楽な考え方をしようよ!と、軽く話しかけてもらっているような内容なのです。
ネガティブ思考から抜け出したい時、心を軽くしたい時、ウジウジしている時などにオススメの本です。
私が選んだ「気にしない練習」からの一言
私の心が軽くなった一言テーマの抜粋です。
◎お世話や親切は”しっぱなし”がよい
◎「私をわかってほしい」が、心の器を小さくする
◎裏切りなんて”当たり前”のようにある
◎丁寧な生き方は、「気にしない力」を磨く
◎クヨクヨしてもしなくても、結果は変わらない
特に、◎裏切りなんて”当たり前”のようにある、というのは、なるほどなーと思いました。
いったいどういう理由なのでしょう。「自分が信頼している人は決して自分を裏切らない」と頑なに思っている人がいます。
名取芳彦「気にしない練習」60ページより
それ、私のことです。
どういう理由なのか?と聞かれると難しいですが、自分に都合の良いように考えてしまうんでしょうね。
でも、人はもしかすると裏切ることもあるという覚悟があれば、もっと強くなれる、という言葉で、私は少し楽になりました。