居住地域でどんな感染症が流行っているのか、気になったことはありませんか?
時期によって、インフルエンザの大流行があったり、ノロウイルスも怖いですよね。
また、2017年のように手足口病が大流行したり、2016年はおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)が流行ったりと、年によって流行も変化します。
実は、国や都道府県、政令市で感染症流行情報を発表しているのですが、あまり見たことがない方のほうが多いのではないでしょうか?
流行情報の他に、ためになる感染症情報も書いてあったりするので、お住まいの地域の情報をチェックしてみて下さい。
感染症の情報を持っていたほうが良い4つのポイント
インフルエンザやノロウイルスによる胃腸炎など、感染症と言われる病気は、たくさんあります。
というか、風邪だってそうだし、身近には感染症ばっかりですよね。
感染症情報を持っていた方が良い理由①習ったことがない、でも、子育てで経験しなくてはならない
感染症の情報というのは、管理人の経験では、小学校・中学校・高校ではほとんど習いません。(中学校・高校で、性感染症についての授業があったくらいかな?)
でも、子育てをしてみると、子どもはいや応なしに、たくさんの感染症をもらってきます。
感染症について、少しは知っておかなきゃならない状況になりました。
知っておかないと、感染症予防の対策も、感染症にかかった時の対処もできません。
感染症情報を持っていた方が良い理由②赤ちゃんの予防接種
子育てがスタートして、多くのパパママが1番始めに経験する「感染症情報」は、予防接種ではないでしょうか?
予防接種は感染症を予防するためのものです。
何の病気を予防するのに注射をしているのか?ということくらいは知っておいたほうが良いなぁと感じます。
染症情報を持っていた方が良い理由③感染症の予防とかかった後の対処方法を知っておく
理由①感染症情報を持っていた方が良い理由①習ったことがない、でも、子育てで経験しなくてはならない
の項目でも少し触れたことですが、感染症の予防と感染症にかかった後に対処するには、きちんとした情報を持っている必要があります。
間違った予防方法や対処方法をしてしまうと、さらに子どもの体調を悪化させてしまうことにもなりかねません‥。
子育てをしていると、改めて病気って怖いな、感染症って怖いな、と思うのです。
染症情報を持っていた方が良い理由④保育園の先生たちより先回りして感染症の情報収集
そして、保育園!これが問題です。
保育園に通わせるようになってから、感染症の壁にぶち当たったような気持ちになることが多くなりました。
保育園の先生達の中には、お医者さん的な知識ではなく、今までの経験則的な知識でグイグイくるような方もいらっしゃいます。
なので、息子がかかっているクリニックの先生は、保育園に行っても良いよ、と登園許可をもらっているにも関わらず、保育園からNGが出ることもありました。
これって、親としてはとても困ることです。仕事もお休みしなければならなくなりますし。
もしこれが、感染症の知識を持っていたら、保育士さんに言いくるめられるようなこともなくなるかもしれない、と思ったのです。
このページを作った理由:少しずつ感染症の情報収集が出来るように
でも、一朝一夕で感染症の知識が身につくわけではないと思います。
でも、ちょっとずつでも勉強できたらな、ということでこのページを書いています。
なので、このページは、自分の住んでいる地域の感染症の流行状況を知っておけるように、正しい感染症情報を収集できるようにと目論んで、全国の情報サイトの一覧を作成しました。
まずは、手始めに国の情報の見方から説明していきますね。
国の感染症情報:国立感染症研究所の感染症発生動向調査週報
国立感染症研究所
国の情報は、国立感染症研究所の感染症発生動向調査週報をチェックすると良いと思います。
国の週報は、政令市や都道府県の情報を取りまとめているので、リアルタイムとはいきません。
2017年12月4日現在、最新の情報は2017年第46週(11月13日〜 11月19日)のものとなります。
ですが、ほとんど最初の数ページだけチェックしたら良いので、チェックするのは簡単ですし、それでだいたいの感染症の流行情報が把握できると思います。
見慣れない、難しそうなサイトですが、最初の数ページだけチェックすればだいたいの感染症の流行情報が分かります。
それでは試しに、2017年第46週(11月13日〜 11月19日)の週報を見てみます。
このような表紙です。
2017年11月13日〜 11月19日の第46週の場合、
咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2週連続で増加し、 過去5年間の同時期と比較してかなり多い
ということが分かります。
咽頭結膜熱というのは、俗に言うプール熱のことなのですが、冬でも流行する!というちょっと驚きの結果ですね。
咽頭結膜熱の情報(国立感染症研究所より)
グラフ総覧p.8-14、その週の都道府県ごとのデータ表p.15-29は、もう見なくて良いかな、と個人的には思います。
下に、2ページから7ページを載せておきます。
あくまで管理人のばあいですが、2〜4ページは、ふんふんと流し読み。
5ページからの、子どもに関連する「定点把握の対象となる5類感染症」の情報からチェックします。
そうすると、5ページの説明を読んでみると、インフルエンザが流行し始めたことが書いてあります。
特に、沖縄県、長崎県、宮崎県で増えているそうですね。
あとは、表紙で記載があった、咽頭結膜熱の流行ですが、都道府県でいうと、北海道、宮崎県、富山県で多いそうです。
管理人は、6〜7ページはさらっと見て、感染症のチェックは終了です。
今回の週報では、「注目すべき感染症」はお休みでしたが、記載がある回は、チェックすると良いと思います💡
前週の2017年第45週(11月6日〜 11月12日)には、掲載されていました。
インフルエンザの役立つ情報が載っています。
全国の感染症情報
一気に調べるのは大変なので、ちょっとずつ増やしていきますね‥。
それまでは、「お住まいの都道府県 感染症週報」で検索してみて下さい🔍
感染症法に則って、同じ内容の情報を出していると言っても、都道府県ごとに分かりやすいページだったり、分かりにくいページだったり色々です。
パッと見て、流行情報の説明を載せてくれている都道府県の情報は、とっても見やすいです。
数の羅列で分かりにくい所もあります‥。
一応、リンク先は分かりやすいところに設定したつもりですが、パッと見て情報が乗っていないところは、「感染症週報」をクリックして飛んでみて下さい。
お住いの地域の情報は、さて分かりやすいでしょうか‥?(苦笑)
北海道・東北の感染症情報サイト一覧
地域 | サイト |
北海道 | 北海道感染症情報センター |
青森県 | 青森県感染症発生状況 |
岩手県 | 岩手県感染症発生動向調査情報 |
宮城県 | 宮城県結核・感染症情報センター |
秋田県 | 秋田県感染症情報センター |
山形県 | 山形県感染症発生動向調査 |
福島県 | 福島県感染症発生動向調査報告 |
北海道と秋田県のサイトが見やすくて◎
関東の感染症情報サイト一覧
地域 | サイト |
茨城県 | 茨城県感染症流行情報 |
栃木県 | 栃木県最新の患者情報 |
群馬県 | 群馬県内の最新の動向 |
埼玉県 | 埼玉県感染症情報センター |
千葉県 | 千葉県感染症情報センター |
東京都 | 東京都感染症週報 |
神奈川県 | 神奈川県感染症情報センター |
群馬県、千葉県のサイトが見やすくて◎
中部地方の感染症情報サイト一覧
地域 | サイト |
新潟県 | 新潟県感染症情報(週報) |
富山県 | 富山県感染症情報 |
石川県 | 石川県感染症情報センター |
福井県 | 福井県感染症情報 |
山梨県 | 山梨県感染症情報センター |
長野県 | 長野県感染症情報 |
岐阜県 | 岐阜県感染症情報センター |
静岡県 | 静岡県感染症情報センター |
愛知県 | 愛知県感染症情報(週報) |
富山県、山梨県のサイトが見やすくて◎
近畿の感染症情報サイト一覧
地域 | サイト |
三重県 | 三重県感染症発生動向調査情報 |
滋賀県 | 滋賀県感染症情報センター |
京都府 | 京都府感染症情報(週報) |
大阪府 | 大阪府感染症情報センター |
兵庫県 | 兵庫県感染症情報センター |
奈良県 | 奈良県感染症情報センター |
和歌山県 | 和歌山県感染症報告(WIDR) |
京都府のサイトが見やすくて◎
中国地方の感染症情報サイト一覧
サイト | |
鳥取県 | 鳥取県感染症情報センター |
島根県 | 島根県感染症情報(週報) |
岡山県 | 岡山県感染症週報 |
広島県 | 広島県感染症週報 |
山口県 | 山口県感染症発生動向調査 |
鳥取県、島根県のサイトが見やすくて◎
四国の感染症情報サイト一覧
サイト | |
徳島県 | 徳島県感染症発生動向調査週報 |
香川県 | 香川県感染症情報 |
愛媛県 | 愛媛県感染症情報センター |
高知県 | 高知県衛生研究所 新着情報▷すぐ解る流行の状況! |
徳島県のサイトが見やすくて◎
高知県も見やすいページを作っているので、リンク先から、新着情報▷すぐ解る流行の状況!へ飛んでみて下さい。
九州・沖縄の感染症情報サイト一覧
サイト | |
福岡県 | 福岡県感染症週報 |
長崎県 | 長崎県一週間の概要 |
熊本県 | 熊本県感染症発生情報(週報) |
大分県 | 大分県感染症発生動向調査(週報) |
宮崎県 | 宮崎県感染症週報 |
鹿児島県 | 鹿児島県感染症発生動向調査 |
沖縄県 | 沖縄県感染症情報センター |
福岡県はワースト1かもしれない‥。
感染症流行レベルマップというページもわざわざ作成しているのに、使いにくい、見にくい‥。
他府県の情報や国の情報を見て、勉強するのが良いかな??と思います。