現在の妊婦健診でも、病院ごとにちょっとずつ方法が違うこともありますよね。
私と9ヶ月違いで出産した妹の話を聞いていても、妊婦健診の検査方法が結構違うのだな―とびっくりしました。
それが、自分が生まれた頃、30数年前の妊婦健診の話を母に聞いてみると‥経膣エコーはなかった!とビックリな妊婦健診だったのです。
この記事の目次
1980年代後半〜1990年代前半の妊婦健診
私の母は、1980年代後半〜1990年代前半にかけて、3回お産を経験しています。
母は、3回自然妊娠して、3回とも無事に出産できたラッキーな女性です。
なので、妊娠・出産に関して、不安や心配した経験はなく、4週間に1度の妊婦健診を待ち焦がれたことがないそうです。
4週間に1回の受診も、淡々と行っていたそうです。
そんな母なので、妊婦健診の記憶も曖昧だと思うのですが‥、聞いてみました。
経膣エコーはなかった、経腹エコーはあった
経膣エコーはなかったそうです。
そして、妊娠初期の「胎嚢確認」、「心拍確認」といった検査はなかったらしい。
じゃあどうやって妊娠判定をしていたのだろうか?というと、尿検査だったそうです。
尿中のhCGを測定する、いわゆる「妊娠検査薬」です。
妊娠検査薬の陽性反応が出て、生理周期と最終生理日から計算して、「はい、妊娠していますね。予定日は、◯月△日ですね。」となったとか。
子宮内に胎嚢があるか、とか、胎児心拍を確認しないなんて、考えるとちょっと怖いです。
でも、昔は普通だったんですかね?
検査もない、情報もない=心配しない
という感じだったらしく、妊婦の心理状況としては、今よりお気楽に過ごせたそうです。
(でも、母は3回自然妊娠して、3回とも出産した経験の持ち主だから、ということも考えられます。)
今は、インターネットで検索すると、情報が氾濫していますし、過剰に心配しちゃいますからね。
心配しないためには、検索しない、というのも必要ですね。(←特に、私の場合(;・∀・))
経腹エコーはあったそうです。
母によると、妊娠期間のいつ頃から経腹エコーをしていたかは、覚えていないそうです・苦笑。
もしかすると妊娠初期から経腹エコーだったのかな???
でも今より画像は不鮮明だったろうし‥。不明です。
日本超音波医学会による産婦人科領域の超音波検査の歴史
日本超音波医学会50周年記念誌という2013年に出された本があるそうです。
ネットでも、超音波に関する各領域の年表を見ることが出来きたので、産婦人科を見てみると‥、、
1986年
|
経膣プローブの臨床応用の報告。
経膣プローブ下超音波採卵の報告。 |
1990年代 | 経膣超音波法の普及 |
とあります。
母が最後に出産したのは、1990年代前半だったので、出産した病院に、経膣超音波検査ができる機器はまだ無かったのでしょうね。
05.産婦人科という所を参考にさせてもらいました。
昔は、妊娠検査薬も高かったらしい
私が、「妊娠検査薬何回も試しちゃったよ〜」と言ったら、母からお金がもったいない!と注意されました。
昔は、1回1,000円くらいしたそうな。
今は、2回で600円くらいで出来るよ―、と教えると、「安くなったんだね!!」と驚いていました。
経腹エコーでの胎嚢確認することもある
ヤフー知恵袋を見てみたら、2013年の質問で、妊娠初期から経腹エコーだった方がいらっしゃいました。
私は、妊娠初期は経膣エコーだけだったので、やはり、病院ごとに検査方法が違うんだな〜と改めて実感です。
ちなみに:私の妊婦健診体験談@大学病院
私は、通いやすさもあって、大学病院の産婦人科にかかっていました。
妊娠初期から出産直前まで、経膣エコーは必ずありました。
妊娠初期の経膣エコーは、胎嚢確認や心拍確認などがメインでした。
妊娠中期〜後期にかけては、ドクターは子宮頸管長や胎盤の位置を見てくれていました(と思います、たぶん)。
妊娠15週からは、経膣エコーに加えて、経腹エコーでも見てもらっていました。
ただ、経腹エコーは2Dだったので、4Dエコーをやっている産科が羨ましく思ったりもしました・笑。
その代わりなのかは分かりませんが、妊婦健診で追加料金が必要だったことはほとんどありませんでした。
ほとんど毎回の妊婦健診が、自治体からの妊婦受診券で賄えたので、家計には優しかったです。(でも、現在は、妊娠後期のNSTは有料になったらしい。)
30数年前のど田舎の総合病院は、クーラーがなかった?!
私の母の出産場所は、ど田舎の総合病院でした。
総合病院でしたが、設備が整っていたわけではないと思います・汗。
お産に何か問題があったら、車で数時間の大学病院に搬送とかだったのではないかな?と思います。
そしてその病院なんと、母は、「病室に、クーラーがなかったかもしれない」と言うのです。
「私が生まれた日は真夏の暑い日だった」
と、小さい頃からよく母から聞かされてきました。
でも、ふと思ったのです。
なんで、病院内にいるのに外の気温が分かるの???
母に聞いてみると、
「産む時とか、入院中とか、とにかく暑かった記憶があるのよね。窓も開いていて。
はっきり覚えていないけれど、クーラーがなかったのかも。」
とのことでした。
結構ハードな環境だったのかもしれないです。
まとめ・妊婦健診今昔
私の母から聞いた体験談をご紹介しました。
クーラーがなかった説は、びっくりでしたが(^_^;)
今と昔、結構違うなー、と思っていたのですが、調べてみると、現在でも、病院によって妊婦健診は結構違うなーと思いました。
自分が信頼できる産婦人科を選ぶ、というのも大事になってきそうですね。
近くに産院がなくて選べない!ということもあると思いますが、身近では、無痛分娩があるから◯◯産婦人科にした、とか、入院した時に全室個室だから△△産婦人科にした、とかいう話もちらほらお聞きします。
あとは、出産後の病院食メニューが良さげとか、マタニティ・ヨガのクラスがあるから、とか‥。
管理人としては、安心できるか?というのが最重要ポイントです。