息子、10ヶ月で断乳をしました。
パパの協力があったので、断乳自体はあっさり成功しました…。
有り難いことです。
逆に、おっぱいが張って痛みが出て、断乳を決めてから、ママ側の理由で2回授乳しました。
おっぱいケア超重要です✍ 要チェックです☑
(▶おっぱいケアについての記事を別途書きました。)
あとは、息子がおっぱいを恋しがらずあっさりしすぎていたのと、おそらく断乳後のホルモン変化でママのメンタルが弱ってしまいました💧
マタニティーブルーや産後クライシスはよく聞きますが、断乳後のブルーもあるのですね!!
そんなこんなで、断乳や卒乳について調べてみたのでまとめておきます。
この記事の目次
断乳?卒乳?ほんとは何て言えばよいの?
おっぱいをやめることを表す言葉として、よく聞くのは、「断乳」、「卒乳」だと思います。
それに加えて、ちょっと昔風に言うと「乳離れ」とか、お堅い言葉で言うと「離乳」とかもあります。
じゃあどう言えばよいの?というと…
離乳と乳離れ
離乳 | 大人が主体として使われる近代医学の用語 |
乳離れ | 赤ちゃんが主体の用語 |
誰を主語として考えているかで違っているんですねー。
ですが、字面は似ているのですが、意味は違うのです。
離乳≠乳離れ なのでちょっとややこしい。
離乳の完了とは、「形のある食物をかみつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳または育児用ミルク以外の食物からとれるようになった状態」を指します。
だいたい、生後12ヶ月〜18ヶ月頃くらいだそうです。
乳離れの完了とは、赤ちゃんが完全におっぱいから母乳を飲まなくなることを指します。
ということは、巷で言われている卒乳や断乳は、乳離れに入ることになりますね✍
ちなみに、乳離れの完了の時期については、時代や文化によって違ってくるものですが、WHO(世界保健機関)は、「生後6ヶ月間は母乳のみで育てられるべき、2歳かそれ以上まで母乳を続けるべき」と言っています。
昔は、4、5歳とか小学校に入っても母乳を飲ませていたとか、聞いたことはありますが…、正直、長いですよね(笑)
モンゴルでは、大人になっても母乳を飲むとか。これは長いを越えて、不思議です。え~~~~~(゚д゚)!
乳離れ:断乳と卒乳
「乳離れ」の中に、「断乳」と「卒乳」という意味が含まれることが分かりました。
それでは、断乳と卒乳の違いは?というと…一般的には、
断乳 | 母親主導で母乳をあげるのをやめること |
卒乳 | 赤ちゃん主導で徐々に母乳をのまなくなること |
とされています。
昔は「断乳指導」なるものがあったそうですよ〜。
そして、2002年までは母子手帳に「断乳」について聞かれる欄があったそうですが、現在はなくなりました。
今回は、私は、息子の意思とは関係なく強制的におっぱいをやめたので、「断乳」を実行したことになります。
その理由としては、
- 息子を保育園に預けるようになったので、保育園でミルクを飲んでもらいたい
- 息子の体重増加が思わしくなく、離乳食を食べるようになってもらいたい
- 息子の体重増加が思わしくないのは、母乳の量が減った、もしくは、母乳の質が低下した可能性がある
ということです。
断乳の経緯
日中は保育園に預けているので、日中は部分的に断乳していました。
息子は、生後2ヶ月から母乳しか飲めなかったのですが、保育園に入ってからミルクも飲めるようになってきていました。
なので、授乳していたのは、お家に帰ってきた夕方〜次の日の朝出かけるまでで、主に夜泣きがある夜間でした。
そして、断乳について考え始めたり、保育園の先生に相談していた矢先、私が風邪を引いたので、数日間、夜中の添い乳をやめさせてもらいました。
夜間は、なんとパパが預かってくれることになりました。(私の熱が高かったので、半強制的…ゴメンよ、夫(._.))
夜泣きがある息子は、泣くと抱っこであやさなければならなくなりましたが……。
そんなこんなで、断乳を決めて1日目は、どうしても張った左のおっぱいを息子に吸ってもらい、2日目に右のおっぱいを吸ってもらって、私の授乳ライフは、あっけなく終了しました。
断乳・卒乳の方法
調べてみた断乳・卒乳方法については、別記事にしてみました。
あんまり、科学的根拠のある断乳・卒乳方法については、ない、というのが現状のようですが、パンパンに張ったおっぱいのおにぎり搾りなど、自分でもやりやすい方法を紹介しています。。
授乳しなくなってちょっと喪失感。ちょっと鬱っぽい?やる気が出ない。
上でご紹介したように、なんかあっさり断乳できた息子と私。
今度は、私のやる気なしデイズが始まりました。(結果、3日間くらい続きました。)
なぜやる気が出ない???
と鬱々としていることを夫に言うと、
ホルモンが変化するから、当たり前だのクラッカー!
という。
ネット検索してみたら、色々な人が、授乳後にプロラクチンやオキシトシンが出なくなるから、幸せ感がしぼむ、と紹介されていました。
調べてみると、
プロラクチンは、授乳していても産後1週後から徐々に低下を始め、産後1ヵ月で50 ~60ng/mlまで低下する。それ以降は吸啜時には200ng/ml以上に上昇するそうです。
また、10人の産後ママのホルモンを1年間に渡って検査した研究を見てみると、生理が始まっていても始まっていないくても、日数が経つごとにプロラクチンは減っていたそうです。
結局、私も産後徐々にプロラクチンが減っていたと思われること、でも、授乳後には約4倍のプロラクチンが分泌されていただろうと思われます。
その、授乳後にシュッと上がるプロラクチンがなくなったせいで、ちょっと気分が変わったのかもしれないですね。
しぼんだおっぱいは元に戻るのか?
今は、断乳して数週間なので、もうしばらく様子を見てから、おっぱい番長のお世話になろうと思います。
しなしなにしなびたおっぱいは、元に戻るんでしょうかね?
(後日談)
第二子を妊娠してもシナシナのままだった枯れ果てたおっぱいですが、妊娠6〜7ヶ月くらいからパンっと張ってきました。
でも、牛のお乳みたいに垂れ下がって‥ゴニョゴニョ‥‥。
参 考
本郷寛子.総説「今、「卒乳・断乳」がおかれている現状」.日本母乳哺育学会雑誌.2016, 10(1), 2-11.
厚生労働省.授乳・離乳の支援ガイド.2007
松原まなみ、山西みな子.母乳育児の看護診断.母乳育児の看護学.大阪、メディカ出版.2003, 88-120.
梅野貴恵、宮崎文子.母乳育児中の女性の血中ホルモンの推移.母性衛生.2008, 49(2), 327-335.